はるか昔に完成されていたそのデザインが悠久の時を経て「天平文様」としてよみがえりました。
「天平文様」は正倉院に収められている実際の宝物に描かれている宝相華文や連珠文、唐華文などの文様(デザイン)を、宝物の写真などをもとに時間をかけてデータ化しました。
文様は実物を忠実に再現したものもあれば、大幅にアレンジしたものもあります。忠実に再現したものは、歪みや色彩を整え、宝物が作られた頃の真新しい姿に生まれ変わっています。アレンジしたものは、文様の美しさをより強調したり、文様を抽出してパターン化したりしています。
「天平文様」は、奈良女子大学 社会連携センター 藤野千代先生と、奈良の福祉グループぷろぼのとの共同研究によるものです。